世界中の大学や専門家のオンライン講座を無料で誰でも学べる「MOOC」の紹介

05/05/2020

プロモションを含みます

 

mooc

MOOCという言葉を聞いた事がありますか?
実は英会話を学習するのはもちろん、今までは考えられない教育をほぼ無料で受ける事ができる画期的なシステムです。

MOOCは下記の理念からスタートしています。

  • 学びたい人はいつでもどこでも学習リソースにアクセスすることができる。
  • 学びたいと思っている人が何を知りたいかを共有することができる。
  • 公共の知識として広めたいと思っている知識を知りたい人に伝えることができる。

※wikipedia参照

MOOC(Massive Open Online Courses)は、「大規模公開オンライン講座」の略で、海外の有名大学の講義を無料で視聴する事ができるをコンセプトに作られています。
2008年にアメリカで始まったMOOCは、スタンフォード大学のCouseraが約2500万人、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学共同のedXが1400万人、東京大学も講義を無料配信しています。

MOOCが日本で認知度が低い大きな理由

日本人の多くの方が、「MOOC」の存在を知らないと思います。
どうして知らないかと言いますと下記の大きな理由があります。

  • オンラインなどのデジタル・リテラシーの低さ。
  • 英会話を教育された事の無い、英会話難民。

コロナ問題が始まって以来、外出自粛の中でなかなかオンラインでのリモートワークや、教育現場でのオンライン化が進まないところを見ても、日本人のオンラインを始めとしたデジタルに関するリテラシーの低さが露呈しています。
当然認知されていないオンラインにおける世界の動きに付いていけるわけがありません。

小中高と英語を学んでも話せない英語学習の弊害が英語によるコミュニケーションを全く進める事ができず、世界を駆け巡る英語で発信される情報に取り残されていきます。
このような悪条件の揃った日本でも、自分で頑張る気持ちさえあれば世界一流の講義を無料で聞く事ができるのです。

この記事をきっかけに「MOOC」を利用して、だれでも世界の最高水準の大学教育を受ける事を知って、多くの方が利用すると幸いです。

MOOCのメリットと期待できる効果

  1. 社会人になってから、自分の時間で専門分野を学ぶ事ができる。
  2. 世界最高峰の大学の多岐にわたる授業を受ける事ができる。
  3. 生涯学習として、質の良い学習ができる。
  4. 英語を学ぶのではなくて英語で学ぶ事ができる。
  5. テストを受けると修了証が貰え単位として認められる。
  6. ネット環境さえあれば、何回でも都合のいい時間に見直す事が出来る
  7. 多くの授業が無料または少額で、登録するだけで視聴でる。

だれでも自由に質の高い大学の授業を受ける事ができますので、デメリットはほとんど存在しません。
ですが、授業内容自体がかなり難しので、最期まで続かない人が多いのも事実です。

人はお金を支払って受けるサービスは積極的に使用しますが、無料で受ける事のできるサービスは長続きしません。
更に内容が濃いので、途中で挫折してしまう方が多いのが現状です。

MOOCのご紹介

Coursera(コーセラ)

coursera

MOOCと言えばまずは、Coursera (コーセラ)です。
無償のリソースが多く、スタンフォード大学、ミシガン大学、プリンストン大学、東京大学などの世界の名門大学の講義を提供しています。

「データーサイエンス」「ビジネス」「コンピューターサイエンス」「自己啓発」「情報技術」「言語学習」「健康」「数学と倫理」「社会科学」「物理化学とエンジニアリング」「芸術と人文」などに分類されており、それぞれが短いビデオ講義によって行われ演習問題なども用意されています。

実際に大学に行かなくても、Coursera(コーセラ)が用意しているコースの課題を終了しますと、クレジットを取得できます。
クレジットは学位取得に使う事ができ、低価格で実際に大学に行った事と同じ学位が取得できます。

MBAなどのを取得するには、大学に通いますと莫大な金額が掛りますが、Coursera(コーセラ)を利用してMBAの取得が可能になります。
金銭的な理由でMBAを諦めていた方にはおすすめのコースです。

MBA
「英語を母語としない人のためのビジネスイングリッシュ」コースは海外のビジネスを考えている方には入門として適したコースです。

英語を母国語としない方のビジネスイングリッシュ

「Coursera」に登録をしておきますと、随時開催されているコースなどの情報が入りますのでいちいち探しに行かなくても便利です。
最初に自分の好きなジャンルをと登録しておく事でそれに合ったメールが配信されます。

course
Coursera: https://www.coursera.org

edX

edX

こちらも名門大学が揃っています。
MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、カリフォルニアバークレー校、ボストン大学、東京大学、京都大学、北京大学などの他120の教育機関が協力しています。

人気のコースは、「コンピューターサイエンス」「言語」「データサイエンス」「ビジネス&マネージメント」「エンジニアリング」「人文科学」などな人気のコースになっています。
2800を超えるコースが用意されており、博士号や博士号などを取る事ができるプログラムもあります。

有償のものもありますが、ほとんどが無償でオンラインで授業を受ける事ができます。

edx:https://www.edx.org/

Udacity

Udacity,

「アマゾン ウェブ サービス」「Google」「at&t」「IBM」「Lyft」などの最大手のIT企業が参加しています。
PC、サイエンス、AI、などの理系に強いタイプで、これから注目の集まるMOOCと言えます。

「データーアナリシス」「データーエンジニア」「データサイエンス」「データーストリーミング」「ビジネス販売戦略統計」「データプログラミング」などこれからネット社会で必要な知識を得る事ができます。

実際に、これらの学問を大学や大学院で勉強するには、相当なコストがかかります。
ですが、「Udacity」を利用する事で10分の1のコストで済ます事ができます。

今からこの分野を学びたい方には超おすすめのMOOCです(^^♪

udacity: https://www.udacity.com/

MOOEC

MOOEC

「MOOEC」は「MASSIVE OPEN ONLINE ENGLISH COURSE」の略で、大学や短大で行われる英語専門のMOOCです。
「リーディング」「ライティング」「スピーキング」「リスニング」「ショートコース」に分かれていて、英語学習者にはおすすめのMOOCです。

各授業が、それだけで完結する仕組みになっていて、短く切り分けてありますので学びやすい仕組みになっています。
日本人英語学習者にも十分に価値のある内容となっています。

MOOCの日本版

JMOOC

JMOOC

「JMOOC」は、日本語版の「MOOC」を実現するために2013年11月に開催され、いろんなタイプの「JMOOK」サイトへの入り口としてのポータルサイトとなっています。
ほとんどの授業が無償で提供されています。

東京の有名私立6大学をはじめ、長岡技術大学、放送大学なども参加して多くの講義を開催しています。
高校生はもちろん、何かを学びたい方ならだれでもどこでも広く深く学ぶ事ができます。

「gacco」「Fisdom」「OpenLearning, Japn」が実際には個々に配信をしています。

JMOOC: https://www.jmooc.jp/

gacco

gacco

「Gacco」は「JMOOC」の中でも一番多くの講座を持っています。
「NTTドコモとドコモgacco」が提供していて、「プログラミング」「統計学」「コミュニケーション講座」「ビジネス」「資産運用」「中国古典」「政治哲学」「食文化」etc.と多岐に渡った講座が用意されています。

gacco: https://gacco.org/

Fisdom

Fisdom

「Fisdom」は富士通が提供している「JMOOC」です。
「機械力学」「流体力学」「電気回路」「線形代数」「Webデータベースシステム」「ブロックチェーン入門」etc.など多岐に渡った講座が用意されています。

Fisdom1: https://www.fisdom.org/

OpenLearning, Japan

OpenLearning, Japan

「NetLearning, Inc.」が主催している「JMOOC」です。
大学現場の第一線で活躍している講師のオンライン講座となっています。

「日本の歴史」「アメリカ映画と政治」「エジプト学への招待」「しあわせに生きるための心理学」etc.などここで扱っている話題も多岐に渡り、一度眺めてみると面白いと思います。

OpenLearning, Japan: https://open.netlearning.co.jp/

Schoo

schoo

「Schoo」は人は学び続ける生き物で、卒業は無いという信念を元に、あらゆるジャンルの講座を開いています。
無料で見れるものもありますが、980円/月で見放題になります。

インターネットで学習する未来型の教育方法を模索しており、コロナで外出禁止の現在では「Schoo」はその見本とも言えます。
学校教育という枠の中で捕らわれる事無く、自分が興味のある勉強してみたいを実現してくれます。

Schoo: https://schoo.jp/

MOOCの現状と課題

いろいろと便利で学びたい人に役立つ「Mooc」ですが、いくつかの課題があります。

モチベーションの継続

無料で何時でも正解最高峰の講座を受ける事ができる素晴らしい仕組みであります。
ですが、無料である事が人のモチベーションをなかなか永続させない原因になっています。

無料だからいつでも見れるから、などと言う考え方から気が付くと全く見ていない状況になります。
どうしても、お金を支払っている学校や塾、セミナーなどが優先になってしまうのです。

ここには、オンラインでの有利性を良く理解できていない日本人の考え方も変えなければいけません。
コロナウイルスによるオンラインへの順応が期待されるところです。

最期まで続かない

モチベーションはあるけど、内容が難しくついていけない問題です。
東京大学の調査によりますと、約1割の方しか修了証を頂いていないなどの実態が明らかになっています。

どうしても毎日の仕事や育児に時間を取られてしまって、気が付くと全く時間が取れていない。
ですが、時間は意識して作らないとなかなか作る事ができません。

毎日歯を磨くように、決まった時間に生活の中に習慣として取り入れるようにしましょう。
今後5Gなどの普及してきますと、更にオンラインが使いやすくなりますので、間違いなく世界はそちらの方向に進んでいきます。

日本がコロナウイルス(COVID-19)で学んだデジタル化とグローバル化

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