2020東京オリンピックで、国際オリンピック委員会(IOC)が突然マラソンと競歩を北海道に変更すると決定してきました。
ドーハで行われた世界選手権で棄権者が大勢出た事が発端となりました。
女子マラソンのスタートは深夜で、気温32度、湿度74%。68人中、途中棄権は28人で完走率が60%を割ったのが衝撃となり、ほぼ同じ温度と湿度で行われる東京オリンピックでは再現させてはいけないとの考え方からの結論でした。
東京都知事の小池さんに全く相談が無いままのトップダウンの突然の変更に、目耳に水の話で全く理由が分からないままでの決定でした。
東京オリンピックでは、暑さ対策を万全にしていただけに、突然変更と言われても到底受け入れられる話ではありませんでした。
IOC側からジョン・コーツ調整委員長が来日して、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、政府の4者協議が始まりました。
主席者は都の小池百合子知事、IOCジョン・コーツ調整委員長、組織委の森喜朗会長、橋本聖子五輪相の4者になります。
オリンピック憲章で、オリンピックの開催地の変更は、IOCに決定権があるとされているので今回の決定は変える事が出来ないものとなっていました。
ですが、東京都のトップとしてすでに暑さ対策に300億円の血税を使っているので、簡単に「はいそうですか」と引き下がる訳にはいきません。
4者協議での模様は一部テレビで流されていたので、話の様子は画面越しに伝わってきます。
コーツ調整委員長は真剣に小池さんに説明をしている様子で、決して「IOCの言う事を聞かないとだめですよ」と威圧的ではなく紳士な対応をしていました。
小池さんは凛とした様子で、1歩も引かない対等の立場を崩していません。
結論は、東京都の合意なき決断として幕引きされました。
ここで感じて頂きたい部分は、小池さんの英会話力がネイティブを相手に堂々と駆け引きをしているところです。
小池さんは、カイロ大学を卒業してアラビア語と英語が堪能です。(もっと話せる言語があるかもしれません。)
政治・経済の中で活躍をしており、1人で政党を作る事もやり遂げる強者です。
日本人の英会話力は、アジアでも最低で、海外でのサミットで参加者全員で写真を撮る場面が放映されると他の国の代表は会話をしているのですが、日本の代表が話をしている事は稀です。
言い忘れましたが、河野太郎外務大臣の英語も素晴らしく、自分の意見を簡単には譲りません。
小池さんは、「トルコ風呂」の名称を「ソープランド」に変えた経験もあります。
私たち日本人に世界に通じる英会話力の見本を小池さんや河野さんは見せてくれています。
何時までも海外でシャイな日本人を卒業しましょう。
英語は世界のスタンダード言語となり、何処の国でも英語を通して会話ができるのが普通です。
世界の標準語とも言えます。
私たち日本人も世界の標準語は無理なく話せるようになりましょう!
少しぐらいの間違いは気にぜず日本人訛りでも言いたい事が相手に伝わればよいのです!