AI技術の進歩でgoogle翻訳やポケトークで英会話は不要なの

12/18/2019

AIで英会話は不要?

話題のAI(人工知能)の進歩で、以前に比べますと翻訳機能が向上しています。
Goole翻訳やポケトークなどが有名で、実際に海外旅行にポケトークを持って行くだけで全く困らなかったなんて話も聞きます。

この後の更なるAIの技術革新で、人による翻訳や英会話の必要性が無くなるのではないかなどの意見もあります。
本当に英会話を必要としない時代が来るのでしょうか?

今回はその点について私なりの意見を述べておきます。(*^-^*)

AIの技術革新で英会話を不要とする時代が来るのか

機械翻訳の歴史は長く、すでに70年程経過して言えます。
1950年代から始まり、実際に使用できるようになったのは2010年代に「ニューラル機械翻訳(NMT(ニューラルネットマシントランスレーション)」という新しいアルゴリズムが発表が大きな変化となりました。

NMTはディープラーニング(深層学習)方式の翻訳機能で、人の脳の発動と似た動きをします。
それまでと統計学を利用した翻訳機能とは、全く違ったかなり正確な翻訳ができるようになり、更に多言語に対応できる事から話題になっています。

2016年からGoole翻訳がこの機能を搭載しました。
ですが、みなさんもGoogle翻訳を使用していて、おかしな文になってしまう事を経験しているはずです。

現在の翻訳AIは、デープラーングという言葉からも予想できるように多くの情報を学ばせる事でより正確な翻訳ができる仕組みになっています。
翻訳ソフトや翻訳機器を作っている会社ではいかに多くの情報を貯めておくかが重要で、ビッグデータという言葉も有名になっています。

Goole翻訳はたくさんの人が使用してくれる事で実は多くの情報を収取する作業も兼ねていると言われています。
今の翻訳機能では、長文になるほど翻訳の正確さが鈍ってきます。

ですので、よくGoole翻訳を使用する方は、長文を短文に分けて翻訳させる事で正解に近い答えを得るような工夫をしています。
特にたくさんの修飾語が付いた文は苦手で、正確に翻訳できません。

今後は、更に多くのビックデーターをAIに覚えさせる事で、翻訳の精度の向上は間違いありません。
ですが、AIがどんなに情報を集めてきても、言葉に表せない人の表情やアクセントによる意味の違いなどデーターとして書き出せない事は扱えません。

論文や法律などの決まった形を取る文章の翻訳は、得意でAIの力を借りる事で、かなりの時間短縮とコスト削減ができます。
外資系の会社の英語と日本語での会議は、英語の苦手な日本人が話すよりも、AI翻訳に任せた方がはるかに有意義な会議になります。
旅行で使う英語でしたら、今の翻訳機を使用した方が下手な英語で話すより正確に言いたい事が相手に伝わります。

英会話はこれから2つの方向に分かれ行く

①英語が苦手な人が仕事で英語を使うなら、1から自分で英語の勉強をするより英語は翻訳ツールに任せておいて、英語の勉強をする時間を仕事に使った方が効率が断然良い。
これから中国の成長を考えると、中国語が必要になってくるケースが多いでしょうが、中国語など学んだ経験の無い日本人が中国語を習っていたのでは仕事が進みません。

②人として、信頼や友情など言葉で表せない部分の構築は、機械翻訳では対応できません。
相手が話しをする度に顔の前に、翻訳機を出されていたのではビジネスライクでは慣れますが、楽しい時間を過ごす事はできません。

ビジネスライクならツールとして翻訳機を活用して、パーソナルな部分はやはり英会話力無しでは信頼や友情を作る事はできません。
AIによる翻訳ツールは、どこまで行っても使う人のツールで使用する人が便利であれば便利でそうでなければ、不便なものでしかない。

AIによる翻訳機能が人と同じ感情を表現できるようになるのはまだ遠い先だと思います。

AIによる翻訳の現状

AIによる翻訳はビッグデーターの中から同じ意味を持つ言葉のジャンルから適切な単語を持ってきて正確な文書を書く作業を瞬時にしてくれます。
ですので、現状の翻訳能力は、英語と中国語が翻訳結果が良いと言えます。

これは、英語を使用している人と中国語を使用している人の数が圧倒的に多いのでビックデーターを集めやすい事が原因です。
また英語とフランス語、日本語と韓国語のように文法がよく似た言語同士の翻訳は精度も高いようです。

日本語を英語や中国語に翻訳する時に、日本語独特の主語の無い文章は翻訳が難しいようで、意味の分からない文章になってしまいます。
全体的に見ますと、短い文章ですと問題無く翻訳されますが、長い文章になるほど意味の通らない翻訳結果となるケースが多かったです。

Goole翻訳、エキサイト翻訳、Weblio、スマホアプリなど使用して試してみましたが、翻訳結果の差は思った以上にありました。
翻訳ソフトが持っているビッグデーターの違いで、苦手な部分と得意な部分があることも分かりました。

アマゾンで買い物をした経験のある方なら分かると思いますが、中国の製品がたくさん販売されています。
商品説明を見ますと、機械翻訳をそのまま使った変な日本語になっていますので実用にはまだ向いていません。

これから、言語間のサンプルデーターが多くなる事によって数年後にはメジャーな言語ではかなりの精度で翻訳ができる可能性はあります。

日常会話では今後も使えない

機械で翻訳できるのはあくまでもテキストベースの標準な言い方の翻訳であって、実際の話し言葉を瞬時に翻訳するのは無理のような気がします。
どの言語も標準語を持っていて、翻訳できるのはあくまでも標準語で話されたり書かれた文章に限定されます。

ですが、実際の会話ではスラングやその地域の方言が使われますので、それを全部翻訳する事はこの先もかなり困難なデータ収集作業が必要になってきます。
またゆっくりと丁寧に十分な音量のある標準語の口語ですと問題ありませんが、音声が重複してしまいますと意味の通らない翻訳になってしまいます。

ですので、現状では1人が話しをしている時はその話が終わって機械が翻訳作業に入るまで、他の方は話をする事が出来ません。

最近あった翻訳ソフトに任せた失敗

最近多くなった災害による在日外国人に出したメール文で大きなニュースがありました。
台風19号が浜松市に近いた時にポルトガル人に出した、自動翻訳による雛勧告が、「川周辺へ避難するよう」と全く間違った翻訳になっていた事が後日明らかになり記事となりました。

浜松市では、防災ホットメールは英語とポルトガル語対応していて、英語からポルトガルへの自走翻訳をそのまま流してしまったとのことでした。
英語なら日本人でもおおよその意味を理解できますが、ポルトガル語に精通した職員がいなかった事で起こったそうです。

実際にこの防災ホットメールによって被害がなかったので良かったのですが、これを信じたポルトガルの方が被災にあっていたらと思うとぞっとします。

日系3世ブラジル人教授が話した内容では、ポルトガル語での日本の防災情報に、「ポルトガル語で直訳すると、「震度5の強い地震」や「震度6の弱い地震」となり、震度6が「弱い地震」と認識されてしまう」といった間違いがありこれも問題になっています。

上記の2つのニュースを見ますと、日本語をポルトガル語に自動翻訳する時に問題が出てくる事が分かります。
やはり重要な部分に関しては、まだ人の目で確認する必要があるよう出です。

AIでの翻訳が苦手な部分と得意な部分

口語や小説などは、感情を表す言葉を翻訳するのはまだ苦手。

「コンビニ人間」という小説をGoole翻訳で翻訳してみました。

コンビニ人間 google 翻訳

「Eating every day is a convenience store meal」など意味をなさない翻訳が見られます。
主語が省略される日本語の長文を英語に訳すのは難しく、著者の味わいのあるタッチの文書も表現できません。

自動翻訳は固有名詞や方言に弱い

google 翻訳

上記の場合には「はとバス」が抜けています。
翻訳ソフトが持っているビックデーターにない固有名詞には弱いようです。

特に地名などはいろんな読み方が有って自動翻訳ではその違いを区別するのは難しいようです。

google 翻訳

京都弁の「よろしおすね」は全く訳せないですね。
日本人は素敵に聞こえる京都の言葉もAI翻訳ではかなり垣根が高いようです。

文化の違いはAI翻訳では難しい。

最後まで話を聞かないと結論の分からない日本語文化。
「明日の仕事なんだけど、行こうと思ってたんだけどどうしても用事が出来て、、行けない。(たけど何とか行くよ。)」

日本語は最後まで相手の反応を見ながら結論を決める事がります。

一方、アメリカ文化では先に結論を言う文化があります。
上記の例ですと、「最初に行けない」などの意思表示を言いませんと、アメリカ人はイライラしてしまいます。

逆に日本でアメリカ文化をそのまま利用して、「いきないり行けません」といいますと、理由も言わずにいきなり行けないはなりだろうと腹立ちます。

上記の例はアメリカ文化と日本文化の違いですが、英語文化は世界で14億人います。
その中で約半分の7億人はネイティブでありません。

中国英語、フィリピン英語、ロシア英語、シンガポール英語など文化の違いによる話し方の違いをAI翻訳では再現できません。
やはり人が文化を勉強して、初めて対応できる違いですので、やはり人が勉強する必要は無くなりません。

論文などの決まった形式の翻訳はかなり正確。

これまで学術論文を英語に翻訳をするのが大変だった方には、とても重宝する翻訳精度をもっています。

逆に英語の論文を日本語で読むのも翻訳が正確ですので、英語の勉強をしなくてもスラスラ読めてしまいます。
今まで英語の勉強をしなければいけなかった時間を研究に使えますので便利です。

こんな話を聞いた事があります。

教授が生徒に、つい数年前までは間違った英文が多くて「この論文は自分で書いたの?」と尋ねると「すみません。翻訳ソフトを利用しました。」と答えていました。
ですが、最近は生徒の論文の出来が素晴らしいので、「この論文は自分で書いたの?」と尋ねると「すみません。翻訳ソフトを利用しました。」と答えたという話です。

大体定型文でOKな仕事は人が翻訳する必要はなくなり、AI翻訳が自動で返信してくれるようになり、人は結果のみを確認するだけで済む時代になります。

AI翻訳と英会話の今後

AIを使った翻訳ソフトは、観光ガイドやQ&A、人の感情が深く入らない会議での通訳など比較的イレギュラーな言い回しが無い部分では、人のために大いに役立ち今まで人が行っていた仕事を楽にしてくれると考えられます。

ですが、日常会話や小説など感情と名詞や方言が多く出てくる部分での翻訳は、これからも人の力でしか解決できないと思います。
一方、一から英語を覚えるよりも翻訳ソフトを使った方が早い場合には英語を学習する時間を仕事に回せますので効率が良くなります。

あなたの人生に役立つ部分と、役に立たない部分が出てきまので、その人の使い方次第で上手に使っていくそんな選択肢が増えてきて、今までよりも更に活動時間を増やしてくれる可能性がありますので上手に使って行きましょう。

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