TOEICの種類が良く分からない?どれを受ければいいの?

08/29/2018

プロモションを含みます

TOEIC Programの種類

初めてTOEICのテストを受けようと公式ホームページを見ると、上記のようにたくさんの種類があって戸惑う人がいると思います。
私も最近TOEICの記事を書くのに、公式ページを見た時に見たことのない種類のテストが増えていたのでびっくりしました。

昔はTOEICと言えば、それだけで1つテストしか無かったのですが、時代とともに試行錯誤の結果、いろいろと作ったようです。
TOEIC(トイック)種類について詳しく解説していきますので参考にしてくださいね。(*^-^*)

最新情報


・東京オリンピック・パラリンピック開催のため2020年7月の試験は中止で下記のスケジュールになります。
2020年7月 → 実施なし
2020年10月 → 第253回【2020年10月4日(日)】、第254回【2020年10月25日(日)】実施
2021年2月 → 第258回【2021年2月28日(日)】実施
記のスケジュールになります。
・諸事情により、「TOEIC L&RおよびTOEIC S&Wの大学入試英語成績提供システムへの参加申込を取り下げる」事になりました。

TOEICの歴史

TOEIC-logo

いまでもTOEICと言えば、一般的にTOEIC L&Rのことを話しています。
TOEIC600点とか見るのは、TOEIC L&Rの成績の事を言っています。

1977年に日本人の英語力を計る目的で、アメリカのテスト開発機関である教育試験サービス (ETS) に北岡靖男氏が開発を依頼し1979年(昭和54年)から正式にスタートした英語テストです。
ETSには、TOEFL(トエフル)(Test of English as a Foreign Language)と言う英語を母国語としていない方が英語圏の高等教育機関に入学するときの英語力の判定として使われているテストがありました。

日本でもTOEFL(トエフル)をそのまま使えばよかったのですが、日本人には難しい過ぎるということでSpeaking とWritingを無くしたTOEICができました。
TOEICのロゴを見ますと、何の事だか分からないETSと付いていのはこのテストの開発会社のロゴです。

TOEICは英検と並んで日本では英語力を判定する代表的なテストとなり、高得点だと大学入試や就職で有利に評価される英語テストです。
1982年から韓国でも採用されるようになり、2018年の公式データを見ますと、国別の平均点で、韓国673点中国578点日本520点と言う結果が出ています。

国別の受験者数は公式での発表が最近何故かありませんが、2013年の昔の資料から見ますと日本が250万人、韓国200万人とこの2国だけで受験者の約60%以上を占めています。
韓国の人口は日本の人口の半分ですので、受験率は韓国の方が高く、2018年の資料では日本人の平均点は、韓国の平均点より150点以下となっています。

TOEIC L&Rを受験しますと成績の公式認定証が、実施主体の国際ビジネスコミュニケーション協会から発行されます。
日本では期限の定めはありませんが、テスト作成会社のETSでは、2年経過すると英語の力が変化するので、2年が有効期限としています。

2007年より始まった、TOEIC Speaking & Writing Testsの受講者数は2018年に、日本が4万人、韓国は28万人(予測)と大きく差が付いています。
TOEIC全体でみますと、韓国の方が受験大国となっています。

TOEIC Listening & Reading Test (TOEIC L&R)

TOEICテストの話題をしている場合には、TOEIC L&Rの事を言っています。
よくTOEIC900点などの言葉を見ますが、このテストの得点を示しています。

日本で、TOEICのテストと言ったらこのテストを受ける事だと思って下さい。
TOEIC、TOEIC L&R、TOEIC公開テスト、TOEIC公式テストなどといろんな呼び方がされています。

テスト内容と構成

リスニング(45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉テストになります。
英単語を書き込むなどの作業はありません。

リスニングセクション構成 ※会話やナレーションを聞いて解答用紙にマーク
Part1写真描写問題 6問1枚の写真に4つの英文を聞いて、合っているものを選ぶ
Part2応答問題 25問1つの英文に対して3つの回答を聞いて、合っているものを選ぶ
Part3会話問題 39問2~3人の会を1度聞いたら、質問が3問あり、それぞれの質問の4つの答えから正解を選ぶ
Part4説明文問題 30問説明文を1度聞いて、質問が3問あり、それぞれの質問の4つの答えから正解を選ぶ
リーディングセクション構成 ※印刷された問題を読んで回答用紙にマーク
Part5短文穴埋め問題 30問短い文章の空欄に入る英語を4つの答えから選ぶ
Part6長文穴埋め問題 16問長い文章の空欄に入る英語を4つの答えから選ぶ
Part71つの文書:29問
複数の文書:25問
いろんな文章を読んで、質問に合っている答えを4つから選ぶ

>>サンプル問題を見る

受験料

6,490円(10%税込)※(2020年4月~)
インターネットで申込した人は、1年後のテスト費用がの割引価格で受験できます。

リピート価格5,846円(10%税込)※(2020年4月~)
例えば10月に受験した人は来年の10月が割引対象になります。

キャンセルはできません。

支払い方法

・クレジットカード
・コンビニエンスストア
セブン-イレブンローソン、ミニストップ、ファミリーマート、セイコーマート
・セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートに設置されている情報端末

採点

テストの結果は、トータル10~990点の「スコア」として採点されます。
リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで評価されます。
マークシート方式ですので、分からなくても解答をしておきますと正解が当たる可能性がありますので、諦めずに必ずマークシートは埋めるようにしましょう。

受験地

年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国約80都市で日曜日に開催されます。

受験地の変更

★申込締切前
・インターネット申込の場合
TOEIC申込サイトよりご自身で変更できます。
TOEIC申込サイトにログイン後、「TOEIC L&R公開テスト」の「申込履歴」より変更可能です。

・コンビニ端末申込の場合
お早めにIIBC試験運営センターへ電話で連絡してください。
TEL:03-5521-6033
(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)

★申込締切後
申込締切後は試験日18日前(水曜日)から試験日4日前(水曜日)の17時までに下記に相談してください。
空きがある場合にのみ変更ができます。同一試験地の変更はできません。
TEL:03-5521-6033
(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)

テスト日程通知サービス

会員(無料)になると、公開テストの申込受付開始や締切が近づいたことをメール、アプリ、ツイッターなどで知らせてくれます。
更に、毎週1回試験に役立つ英語の穴埋め問題なども配信されますので、勉強になります。

穴埋めエクササイズTOEIC

TOEIC Listening & Reading Testのまとめ

最近は日本人よりも韓国人の受験者数が多くなっています。(両国の合計で受験者の60%ほどになる。)
英語のコミュニケーション能力を評価する目的で作られた試験ですが、実際には聞く、読むだけのテストとなり、英会話の能力を必要としません。

2020年4月から、社員証が証明書として使えなくなり、パスポートや免許証などの顔写真が付いた証明書と受験票に貼る証明写真の2点を試験会場に持ってきませんと受験ができません。

本人確認書類

単純にTOEICといいますと、TOEIC L&Rを示しています。
TOEIC L&Rで高得点を取得しても英会話が出来ないなどの問題点もあります。

英会話力を上達するには、実際に英語の話せる方と練習しませんと上達しません。
そんな悩みを解消してくれる、オンラインの英会話教室が沢山ありますので、おすすめのオンライン英会話教室を参照してください。

>>おすすめの英会話教室

10年程前まではTOEICと言いますと、1種類だけでしたが今は、「TOEIC Bridge Test」、「TOEIC Speaking & Writing Tests 」、「TOEIC Speaking Test」が、増えています。

TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)

従来のTOEIC L&Rでは、会話能力や作文能力が計れず、日本人の英会話力の低さを改善する目的で、2007年1月21日に東京・大阪・名古屋等の主要都市でTOEIC Speaking & Writing Testsが始まりました。
「話す」「書く」の日本人が苦手としている部分のテストになります。

このテストで高得点を出す事で、英会話力がどれほどあるのかがはっきりわかります。
記述式ででなく、ヘッドフォンとマイクで行うテストになります。

TOEIC Speaking & Writing Tests

テスト内容と構成

試験時間はスピーキングが20分・11問、ライティングが60分・8問でパソコンとヘッドセットを使って行われます。
年24回、土曜または日曜の午前・午後に1回ずつ実施します

午前の実施:9:15~9:30
午後の実施:13:15~13:30

最初に受付で、本人確認書類の確認、公式認定証用の写真撮影、座席の指定を行います。
ペーパーテストのTOEICと異なるのは受験票がない事で試験会場に免許証・パスポート等の本人確認書類を持参する。

証明写真を提出しない代わりに試験会場で写真の撮影があり、TOEICテストと違って現地で撮影した写真が公式認定書に掲載される。
試験中にメモを取ることができます。

スピーキングテストの構成 11問20分

スピーキングテストの構成

ライティングテストの構成 8問60分

ライティングテストの構成

参照:TOEIC公式ページ

受験料

10,450円(10%税込)

追加申込期間の受験料
13,200円(10%税込)
※申込締切後、空席がある場合に限り、締切日の翌営業日より期間限定で追加申込が行われます。

変更手数料(試験日変更、時刻/会場変更)
2,750円(10%税込)
※指定期間内に限り、試験日変更、時刻/会場変更できます。

キャンセル手数料
5,000円
指定期間内に限り、キャンセルできます。
詳細はこちらを参考にしてください。

支払い方法

支払い方法はクレジットカードのみです。

採点

TOEIC S&Wの結果は、各テストとも0点から200点の10点刻みの「スコア」で表示されます。
合計で400点満点になります。

スコア―に加えて、Proficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)として、TOEIC Speakingでは8段階、TOEIC Writingでは9段階で表示されます。
さらに、TOEIC Speakingにおいては、「Pronunciation(発音)」、「Intonation(イントネーション)とStress(アクセント)」についてもそれぞれ3段階で評価されます。

受験地

全国16の会場で、年24回、土曜または日曜の午前・午後に1回ずつ実施します。

北海道地方北海道 、東北地方宮城県 、関東地方東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 、北陸地方石川県 。東海地方静岡県 愛知県 、近畿地方大阪府 兵庫県 京都府 、中国地方広島県 四国地方、愛媛県 、九州・沖縄地方福岡県 沖縄県

TOEIC Speaking & Writing Testsのまとめ

とにかく受験料の設定がややこしく、申込締切後と指定期間の間に空きが出た場合に追加受付できますが、受験料が何故か高くなります。
日本では人気が無いのに対して、韓国ではサムスンなど有名企業で必須のテストとなっている関係で人気があり受験者のほとんどが、韓国j人で占められています。

TOEIC Speaking Test

英語の「話す」力を試すテストです。
年48回、5都市で日曜日に実施します。

テスト内容と構成

テスト内容は、TOEIC Speaking & Writing TestsのSpeakingの部分と全く同じです。

受験料

6,930円(10%税込)

追加申込期間の受験料
8,745円(10%税込)
※申込締切後、空席がある場合に限り、締切日の翌営業日より期間限定で追加申込が行われます。

変更手数料(試験日変更、時刻/会場変更)
1,815円(10%税込)

キャンセル手数料
3,150円

支払い方法

クレジットカード決済
コンビニ決済

採点

TOEIC Speaking & Writing TestsのSpeakingの部分と全く同じです。

受験地

東京、神奈川、埼玉 、愛知、大阪

TOEIC Speaking Testのまとめ

受験料が高く、開催地も5都市と少ないのでほとんどこの試験を受ける意味がありません。

この試験を受けるのでしたら、TOEIC Speaking & Writing Testsを受験しましょう!

TOEIC Bridge Test

TOEICに対しして英語初級者用に、2001年に初・中級レベルのTOEIC Bridgeが始まりました。
Listening & Reading TestsとSpeaking & Writing Testsの2つがあります

このテストの趣旨は、英語の能力がどのくらいになったかを試すテストです。
このテストで高得点を取っても、受験や就職には使えません。

テスト内容と構成

・Listening & Reading Tests
リスニング(約25分間・50問)、リーディング(35分間・50問)
リスニング15~50点、リーディング15~50点、テストスコア30~100点の1点刻みで、100点満点のマークシート方式のテストです。

・Speaking & Writing Tests
スピーキングは(8問・約15分)
1番目から4番目の問題形式(Question 1から6)の採点には0~3のスケール
5番目と6番目の問題形式(Question 7と8)の採点には0~4のスケール
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、15点~50点のスコアに変換します。

ライティングは(9問・約37分)
1番目の問題形式(Question 1から3)の採点には0~2のスケール
2番目から4番目の問題形式(Question 4から8)の採点には0~3のスケール
5番目の問題形式(Question 9)の採点には0~4のスケール
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、15点~50点のスコアに変換します。

テストスコア30~100点で、100点満点のマークシート方式のテストです。

受験料

・Listening & Reading Tests
4,950円(10%税込)

・Speaking & Writing Tests
9,350円(10%税込)
追加申込期間の受験料
12,100円(10%税込)
変更手数料(試験日変更、時刻/会場変更)
2,750円(10%税込)
キャンセル手数料
5,000円

支払い方法

クレジットカード決済
コンビニ決済

受験地

TOEIC Bridge S&W公開テストは、年8回、日曜日に、全国3受験地(東京、愛知、大阪)で行われます。

TOEIC Bridge L&Rは、年4回、全国13都市(札幌・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡)で行われます

TOEIC Bridge Testのまとめ

英語の初級者には、「TOEIC L&RやTOEIC S&W」は難しい事から、英語初心者や高校生用に始めたのですが、この分野での英語テストは英検が強く、受験者は伸び悩んでいます。
受験地も限定されていますので、偶然受験地に済んでいて英語の力を試したい方は実力試しに受けてみてもいいでしょう。

結局TOEICはどれを受ければいいの?

TOEICの鉄板は、「TOEIC Listening & Reading Test」でこの試験で高得点を取りますと、日本の大学では英語の受験が有利になったり、入学後も単位をもらえたりします。
就職でもTOEICの点数が良いと海外に支店を持っているような企業では面接などで有利に働きます。

とにかく、TOEICと言ったら、TOEIC Listening & Reading Testを受けましょう。

TOEIC Speaking & Writing Testsテストは、まだ人気がありませんが今後日本人の英会話力が重要視されますと、受験する方が増える可能性があります。
又、日本に居て自分の英会話力を試す試験としては、10,450円と安く済みますので、お勧めします。

他に英会話力を試す試験として、TOEFL iBT®がUS$235(約25,000円)IELTSが25,380円と高額ですので、この試験を受ける前の腕試しに受けてみてもよいと思います。
TOEFL iBT®、IELTS共に世界で通用する英語の試験で、2年間で試験結果がリセットされます。

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